Symantec DLP 15.8のリリース
待望のリリース決定
Data Loss Prevention(DLP)15.8の2021年2月のリリースが決定しました。これはさまざまな理由から重要なリリースとなります。そのひとつは、多くのお客様が待ち望まれていたさまざまな新機能が搭載されていることです。また、BroadcomがSymantec DLPへの投資を拡大し、この困難な時期に弊社研究開発チームの献身的な努力によって誕生したリリースでもあります。
DLP 15.8は、DLPの展開(バージョンアップやLiveUpdateによる機能改善など)とその継続的な運用(ServiceNowを使用したDLPインシデントの修復対応)の両方で使い勝手が大幅に向上しています。これにより、Symantec DLPとMicrosoft Information Protection(MIP)との広範な統合による分類と暗号化も可能になります。また、検出テクノロジの更新によって機密データ(DICOMファイルなど)の検出力が強化され、商用と自社開発の両方のWebアプリケーション(Jive、Confluenceなど)の機密情報も検出できます。
Data Loss Prevention(DLP)15.8の2021年2月のリリースが決定しました。
新しいSymantec DLP 15.8には、お客様の業務に役立つ多くの機能が搭載されています。ここでは特に重要な機能をご紹介します。
DLPのEnd User Remediation
膨大な量のDLPインシデントのすべてに対応して修復することはほとんど不可能です。また、ビジネスプロセスが中断する可能性があるため、中央のインシデント対応(IR)チームにとってもインシデントの修復方法の判断は容易ではありません。ファイルの所有者や最前線の管理者にインシデントの修復を割り当てることができれば大幅に効率化されます。このリリースでは、まさにそれが可能になります。新しいEnd User Remediation(利用者修復)機能を使用すると、ServiceNowを使用したインシデント修復の作業負荷分散を実現することができます。この機能はあらゆるDLPインシデントに使用でき、インシデントを修復するスタッフを任意で指定できます。その結果、より多くのインシデントの修復が可能になり、リスクが軽減されるだけでなく、インシデントの修復にかかる労力やコストも削減されます。
MIPの分類と暗号化
ドキュメントの分類と暗号化のプロセスでは、エンドユーザーが業務に集中するとドキュメントの分類方法や暗号化の必要性に対する注意が疎かになり、ドキュメントが誤って分類されることが懸念となっています。そのようなミスはガイドが表示されれば防止できますが、そのためには複雑なコンテンツとコンテキストのポリシーを作成し、MIP側でも再度ポリシーを作成する必要があります。そのため、DLPですでに定義されたポリシーの使用をドキュメントの分類と暗号化にまで拡張する機能は多くのお客様が必要としていました。新しいリリース(15.8)では、Microsoft社との継続的なコラボレーションによってその機能が提供できるようになり、既存のDLPポリシーを拡張してMIPの分類と暗号化に適用できるようになります。
今後もDLP 15.8の最新情報と機能をご紹介してまいりますので、ぜひご覧ください。
DLP Endpoint - Live Update
新しいOSとブラウザのアップデートが頻繁にリリースされると、新しいエージェント全体を展開するには時間がかかるため、DLP Endpointエージェントにパッチを適用してDLPの中断を防止することがあります。
そのため、多くのお客様がエージェントの必要な部分に絞り込んで自動で更新する機能を要望されています。DLP 15.7ではWindowsのエンドポイントにエージェントのホットフィックスを展開するLive Updateを初めてリリースしましたが、今回の新しいリリースではMac OSのエンドポイントにも対応しています。さらに、Enforceベースのよりきめ細かいLive Updateの絞り込み機能を追加したため、更新を組織全体に段階的に展開する前にLiveUpdateでエンドポイントを絞り込むことができます。
DLP 15.8の今後のお知らせをご覧ください。
今回の新しいリリースではさまざまな機能を追加しました。今後もDLP 15.8の最新情報と機能をご紹介してまいりますので、ぜひご覧ください。
製品の機能と利点の詳細な説明をご希望の場合は、アカウントチームにご連絡いただければ、お客様のご都合に合わせて15.8のデモの日程を調整させていただきます。

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